2024年5月に最も読まれた記事 食品ロス1トン減らすと温室効果ガス何トン減る?

ニュースレター「パル通信」181号では、2024年5月に最も読まれた記事を含め、配信した記事のエッセンスをお伝えします。
井出留美 2024.05.31
誰でも

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今回のニュースレター「パル通信」181号は、2024年5月に最も読まれた記事を含め、5月に配信したすべての記事のエッセンスをご紹介します。

ニュースレター「パル通信」は、食品ロスやサステイナビリティに関する国内外の情報をお届けしています。毎月4本以上のすべての情報を受け取るには月額500円〜のサポートメンバー登録いただけましたら大変ありがたいです。サポートメンバーはオンライン交流会やオフライン交流会にご参加いただくことができ、参加者同士、企業同士のコミュニケーションも生まれています。先日「もっと早くからサポートメンバーになっておけばよかった」というお言葉もいただきました(ありがとうございました)。

お知らせ:2024年6月28日(金)19時より、第9回サポートメンバー限定オフライン(対面)交流会を企画しています。また6月30日(日)午前9:30-10:30には第10回サポートメンバー限定オンライン(zoom)交流会を予定しています。ご参加希望の方はお知らせください!

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「食品ロス1トン減らすと温室効果ガス何トン減らせるんですか?」食品企業からの問い

食品スーパーの経営陣の方から質問をいただき、それに答える形で記事を書きました。企業としてネットゼロ(温室効果ガス排出実質ゼロ)を目指し、食品ロスを毎年少しずつ減らしてはいるものの、それによって自社の温室効果ガス排出削減量をどうやって数値化すればよいのかわからない、というご質問でした。これはどの組織にとっても必要なことで、5月に配信した記事のうち、読まれる割合が高い記事でした。

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食料危機に関する最新のグローバルレポート2024 なぜ深刻な食料不安に陥っているのか

食料危機に関する最新のグローバルレポート2024が4月下旬に発表されました。最新情報ということで、5月最初の記事として配信しました。検索したところ、日本の主要メディアでは、この報告書については報じられていませんでした。

ロシアによるウクライナ軍事侵攻がはじまって以降、食料安全保障の重要性が論じられています。食料安全保障の観点から多くの方にお読みいただきました。

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世界に誇れる、我が国のエコフィードに関する取組

2024年3月に宮崎大学を退職された川島知之先生に、エコフィードに関して寄稿いただき、飼料が高騰する中、関心の高い分野で、多くの方にお読みいただきました。食品のリサイクル事業を営む日本フードエコロジーセンター代表取締役の高橋巧一さんが紹介してくださったおかげで、川島先生からの寄稿がかないました。川島先生はエコフィードを専門とし、畜産分野からの温室効果ガス削減も研究されてきました。宮崎大学農学部畜産草地科学科教授の職を2024年3月末に辞され、4月以降は現場に近いところでコンサルタント的なお仕事をはじめていらっしゃいます。高橋さん、川島先生、ありがとうございました。

エコフィードとは、食品製造の際に出る副産物や食品ロスを活用して製造する飼料です。農林水産省の公式サイトにも説明があります。

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アップサイクル「リサイクルとどう違う?」日本や海外の9つの事例

アップサイクルの記事は、ニュースレターの感想を送ってくださる方の中で最もコメントが多く寄せられました。出版社の方や新聞社の方など、執筆に関わる方が多かったように思います。

9つの事例のうち、日本の2つの事例についてはどなたでもお読みいただけます。リンゴを大きく実らせるためにおこなう「摘果(てきか)」リンゴを活用した、長野県と青森県の事例です。

先月4月にもアップサイクルの国内外の12事例を紹介しました。こちらも具体的な内容で、製品の写真などもたくさん掲載したので、面白かったようです。

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今日の書籍

ニュースレター「パル通信」では、毎号、「今日の書籍」と「今日の映画」を紹介しています。
今回のおすすめ本は、城山三郎さんのエッセイ。本のタイトルは、プロのある書き手が城山三郎さんにアドバイスしてくれた言葉です。「だいぶ無理」ではなく、「少しだけ無理」な状態に自分を置く。すこしだけ負荷をかける。挑戦しつづけることの大切さを物語っています。

城山三郎さんが興味を持っている三人の男性が登場します。『落日燃ゆ』の広田弘毅、『男子の本懐』の浜口雄幸、『雄気堂々』の渋沢栄一。自分だけを利するのではなく、社会のため、国家のために闘った人たちです。きのうNHKの録画を観ましたら、島根県海士町(あまちょう)の前町長、山内道雄さんもそんな方のひとりだったそうです。海士町の財政立て直しのため、退任するまで50%給与カットを貫き通しました。(参考:挑戦し続けることの力

文庫本のエッセイで、気軽に読める本ながら、密度の濃い内容が詰まっています。

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今日の映画

監督:綾部真弥

主演:市原隼人

2019年からドラマ放映がはじまった『おいしい給食』の映画版。1980年代の函館の中学校を舞台に、給食を何より愛する教師、甘利田(市原隼人)と、彼をとりまく教師陣や生徒たち、街の人たちを描いています。口コミには「くだらないんだけど面白い」とあり、5点満点中で4点以上と評価が高い。何より、給食を愛する教師、甘利田と、生徒、粒来ケン(つぶらい・けん)役の田澤泰粋(たざわ・たいき)さんが魅力的でした。「完食」を主張する町長(石黒賢)と甘利田先生との対決も見もの。食べ物への愛情がつたわる映画です。 

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編集後記

スウェーデンのスーパーCOOPなどで使われている販売期限の管理アプリが日本バージョンになり、クイーンズ伊勢丹ほか、食品小売企業で使われています。このアプリを無料で試すことができるキャンペーンを実施しています。食品小売業の方、ご覧ください。セマフォーを担当する株式会社スコープの小川訓昌(くにあき)さんは「パル通信」サポートメンバーとして食品ロス削減に貢献してくださっています。

5月は奈良蔦屋書店での「あるものでまかなう生活」トークイベントにもお越しいただき、ありがとうございました。6月初旬には、監事をつとめる「おてらおやつクラブ」の総会が東大寺であるので、また奈良へ伺います。

きのう5月30日は「ごみゼロの日」でした。Yahoo!で書いた、全国20自治体の事例記事、全国47都道府県のごみ少ないランキングの記事、よく読まれています。朝日新聞SDGsACTION!に掲載された、長崎県対馬市と諫早農業高等学校の記事は、先生や生徒さん、保護者の方まで喜んでいただきました。ありがとうございました。

6月には、台湾に長期滞在中の管理栄養士、松井順子(じゅんこ)さんから、台湾の食品表示に関する寄稿も予定されています。どうぞお楽しみに!

2024年5月31日

井出留美

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