24時間365日、ロッカーで野菜が受け取れる!米国ワシントン州で広がる食料支援の最新事情

ニュースレター「パル通信」257号では、ワシントン州で食料が不足する地域に野菜など生鮮食品を届ける、ロッカータイプの食料支援の取り組みについて、現地の取材をもとにお伝えします。
井出留美 2025.07.06
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ニュースレター「パル通信」257号では、米国ワシントン州で、食料が不足する地域に野菜などの生鮮食品を届ける、24時間使えるロッカータイプの食料支援について、現地の取材をもとにお伝えします。

ニュースレター256号ではReFEDサミットの様子をお伝えしました。この取材は、ReFEDサミット3日間の会期中、初日の2025年6月23日におこなわれました。いわゆる「フィールドトリップ」として現地を視察するプログラムです。4種類ぐらいのコースの中から希望を選べるようになっており、私はこのコースを選びました(ほかにシアトルのスターバックス訪問というのもありましたが、気づいたときには満席でした)。取材場所はサミットの会場から車で往復1時間半ぐらいかかる場所にありました。

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ワシントン州の家族経営企業とNPO団体の共同プロジェクト

このプロジェクトを運営しているのは、ワシントン州の家族経営企業とNPO団体です。

まずは企業の方から紹介しましょう。

この企業は、カスケディア・プロデュースという名前です(1)。ワシントン州全域で事業を展開する、家族経営の企業です。ワシントン州オーバインに倉庫を構え、2017年から卸売野菜の販売を開始しています。

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