5月に最も読まれた記事 松山/世界食料賞/G7広島サミット...パル通信(116)
こんにちは。パル通信をお読みいただき、ありがとうございます。サポートメンバーのみなさまには、いつも支援していただき、感謝申し上げます。おかげさまで、広く多くの方に読んでいただきたい記事を無償でご提供することができます。今月は、サポートいただいているおかげで、奈良の滞在期間を長くすることができ、おてらおやつクラブへの寄付、障がい福祉施設「心の里」への寄付などもできました。ありがとうございました。
さて、2023年5月に配信した記事のうち、最も読まれた記事から順番にご紹介していきます。データとしては「開封率」を使っています(開封=読んでいただけた とは限らないですが)。最も高かったのが82.8%、最も低かったのが51.4%でした。
長野県や東御市、佐久市の情報、日用品とパンの店「わざわざ」の情報、洗剤いらずの「びわこふきん」など(筆者撮影)
ごみ排出量が少ないまち、愛媛県松山市の3010運動 パル通信(111)
2023年5月に最も読んでいただけたのは、5月5日に配信した111号、愛媛県松山市役所の中村優理子さんに寄稿いただいた記事でした!(開封率 82.8%)中村さん、お忙しい中ご寄稿いただいてありがとうございました。
中村さんとは、私が愛媛県主催の食品ロス講演に呼んでいただいた際に初めてお会いしました。その際、取材させていただいて「なぜ松山はごみが少ないのか?家庭のごみを減らす全国トップレベルの秘密を探る」という記事を書きました。松山市は、人口50万人以上の自治体の中でも、毎年、「一人一日あたりのごみ排出量」が少ない市として上位3つに必ず入っています。(参考: きのう書いた記事にグラフを載せています→5月30日は「ごみゼロの日」全国で最もごみの少ない自治体は?人口3区分のトップ10発表)
この記事を読んだ読者の方からは、6月に松山市へ出張します、というお話をいただき、中村さんの情報がお仕事にも役に立った様子がうかがえました。
宴会の食べ残しをなくす「3010(さんまるいちまる)運動」について書いていただいています。この111号の「今日の書籍」コーナーでは、松山の出版社から出版された書籍をご紹介しました。
昨晩発表!2023年の世界食料賞は誰が受賞? パル通信(113)
次に読んでいただいたのは、5月12日に配信した記事、世界食料賞2023の受賞者について紹介した記事でした(開封率 75.3%)。「世界食料賞」とは、誰が主催しているどのような賞なのか、2023年の受賞者はどのような取り組みが評価されたのか、などについて解説しました。
読者の方からは、「日本はこのような賞や顕彰制度が少ないのでは?」「稲盛和夫さんの京都賞ぐらいかも」との声が聴かれました。
この号の「今日の書籍」コーナーでは、サポートメンバーのサカイ優佳子さんの新著をご紹介しました。サカイさん、ご出版おめでとうございます!
G7広島サミット メディアが報じない「食品ロス削減」声明の成果と課題 パル通信(115)
5月25日に配信した、G7広島サミットに関する記事も、関心を持っていただきました(開封率 73.6%)。声明の中に「食品ロス削減」が複数箇所含まれており、非常に重要なのですが、マスメディアで報じられていないため、これについて解説しました。
日本語版と英語版が発信されています。日本語訳では、もうすこし違う表現を使ったほうがいいのかも、と思った部分もありました。
食料安全保障と気候危機は世界的な課題です。この2つの観点からも、「食品ロス削減」は、ますます重要視されていることは、昨年9月にニューヨークで開催された会議でも強調されていました。
この号の「今日の書籍」コーナーでは、食料危機にまつわる書籍を紹介しました。
米国の最新食品ロス量の発表、日本と何が違うのか パル通信(112)
5月9日配信の、米国の最新食品ロス量の記事も関心を持っていただきました(開封率:71.6%)。
米国の非営利組織と環境保護庁による食品ロス最新推計値と、その発表内容について解説しました。この記事を書いたのは、日本の食品ロス削減をさらに進めるためには、表面的な策ではなく、より深く多面的な対策や伝え方が必要だと考えたからです。米国や英国の発表の仕方は、日本とは異なっています。では、どのように違うのでしょうか。
もうすぐ日本の農林水産省や環境省から、最新の食品ロスの数値が発表されるのではないかと予想しています(昨年は2022年6月9日に発表されました)。単純に「量がこれだけでした」だと一般市民には伝わりづらいので、それによる影響の大きさを、別の角度からも分析し、伝えてほしいと願っています。
この号の「今日の映画」コーナーでは、世界的に知られている兄弟監督の映画をご紹介しました。
5千件から大賞に選出 お供えものをおさがりとしておすそわけ「おてらおやつクラブ」 パル通信(114)
5月17日に配信した「おてらおやつクラブ」の記事(開封率 68.5%)。読者の方からは、この取り組みを賞賛する声が聴かれました。
全国グッドデザイン賞、という賞の名前は知られています。この賞の最優秀賞にあたる内閣総理大臣賞(大賞)を受賞したのが「おてらおやつクラブ」なのです。2018年の応募総数は5,000件近くでした。では、なぜ彼らは、5,000件もの応募総数の中から最優秀賞を受賞できたのでしょうか。
おてらおやつクラブは、奈良の田原本(たわらもと)にある安養寺(あんようじ)で始まりました。今では宗派を超えて、全国47都道府県、1800以上のお寺に活動が広がっています。おてらおやつクラブのクラウドファンディング、今日5月31日が最終日です(3回のゴールを達成して、いま4度目に設定したゴールを目指しています)。
この号の「今日の書籍」コーナーでは、おてらおやつクラブの代表、松島靖朗(せいろう)さんが書かれた共著をご紹介しました。
政府へ提言の成果 食品ロス削減推進法の見直し パル通信(110)
5月2日の連休中に配信した記事「政府へ提言の成果」(開封率:51.4%)は、2022年秋に、読者のみなさんに呼びかけて、送っていただいた内容をまとめて提言した結果についてご報告しました。さまざまな立場の方からご意見を多数いただきました。ありがとうございました。
2023年4月に、自民党と公明党からそれぞれ「食品ロス削減推進法の見直し」が発表されました。提言した内容も一部反映されていたと思います。ご意見をいただいたみなさまに感謝申し上げます。
今から7年前、2016年に国会議員の竹谷とし子さんらからのお声がけをいただき、都内7ヵ所を講演してまわったことが、2019年の「食品ロス削減推進法」につながりました。口で言うだけでなく、行動することが大事で、行動することで次の成果に結びつくのだと感じています。
この号の「今日の書籍」コーナーでは、長野県にまつわる書籍をご紹介しました。
以上、2023年5月に配信した記事をご紹介しました。
そして、5月25日配信号で紹介した読者プレゼントは、西日本からご応募いただいた方が当選しました!おめでとうございます!近日中に郵便局からお送りしますので、お待ちください。
次号は6月1日に配信します。「今日の書籍」と「今日の映画」コーナーもありますので、どうぞお楽しみに。
サポートメンバー限定のオンライン交流会、第4回は、2023年6月24日(土)日本時間11-12時に開催します(フランス4-5時、ニューヨーク6月23日22-23時、パラグアイ22-23時)。新しくサポートメンバーになってくださった方、ご予定あうようでしたらご参加ください。
現在、北海道から沖縄まで全国のほか、米ニューヨークやパラグアイなど、海外で活動される方がサポートメンバーになってくださっています。サポートしてくださる方の職業も下記のように多様なバックグラウンドをお持ちの方が集まっています。
食品メーカー(製造業)、スーパーマーケット(食品小売業)、コンビニオーナー、食品ロス削減スーパー、料理教室経営、料理研究家、サステイナブル料理研究家、飲食業やそのサポート事業者、もったいない食品販売、フードライター、ノンフィクションライター、世界の台所探検家、昆虫料理研究家、ごみ清掃員&お笑い芸人、管理栄養士、フードバンクの理事長や創業者、翻訳家、コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)運営者、主婦、ウェブサイト編集長、美術家、市民グループ創業者、食品ロス削減活動家、JICA専門家、公立学校教員、英語コーチ、大学教員、研究者、大学職員、食品ロス削減冷蔵庫収納家、出版社書籍編集者、司書経験者、弁護士、市会議員、国会議員、全国紙記者、大手メーカーエンジニア、デザイナー、起業家、大手電機メーカー、ジャーナリスト、ほか
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どうぞよい一日をお過ごしください!
2023年5月31日
長野県東御市にて
井出留美
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