米国の最新食品ロス量の発表、日本と何が違うのか パル通信(112)

米国のReFEDは、最新の食品ロス量を発表しました。日本でも、農林水産省や環境省が食品ロスの推計値を定期的に発表していますが、米国の発表とは何が違うのでしょうか。
井出留美 2023.05.09
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こんにちは。いつもパル通信をサポートしていただき、ありがとうございます。本日5月9日は、食品製造業の複数社の方々へ食品ロス削減に向けての講演をするため、岐阜県に来ています。講演するのは名古屋ですが、なぜ岐阜にいるのか(編集後記参照)。

さて、米国のReFED(リフェッド)は、米国における食品ロスと廃棄の推定値や原因、影響、解決策に関する分析結果を発表しました。

日本でも、農林水産省や環境省が、食品ロスの推計値を定期的に発表しています。が、その内容は、数値はもちろん、そのほかの面でも米国とは異なるようです。何が違うのでしょうか。

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この記事を書いた理由

日本の食品ロス削減をさらに進め、「食べられる食品をきちんと食べられる機会を増やす」ためには、表面的な策ではなく、より深く、多面的な対策や伝え方が必要だと考えるため。

この記事でわかること

米国のReFEDおよび環境保護庁(EPA)による食品ロス最新推計値と、その発表内容について。

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