賞味期限が過ぎたら食べないもの、3位はヨーグルト、2位は卵、1位は?
こんにちは。ニュースレター「パル通信」にご登録いただき、ありがとうございます。今月3日から10日まで長崎県の壱岐や、福岡県の博多、久留米、佐賀県などをまわってきました。そして4月17日から20日までは京都に滞在しています。17日は、午後と夜の部で2回、出演映画「もったいないキッチン」の上映会に参加させていただき、東京や三重県、大阪や奈良から来ていただきました。参加者はあわせて20名弱でしたが、半数の方が新著を買ってくださり、ありがたい限りでした。
関西万博の件、前にも記事でお伝えしましたが、ようやく寄付先の募集が始まりましたので、Yahoo!で紹介しておきました。しかし募集の締め切りが5月末ですので、開幕してからの2ヶ月近くに発生する余剰食品はどうするのだろう、と思ってしまいます。
ニュースレター「パル通信」241号では、東京都内の民間企業が今月4月に発表した、賞味期限に関する調査結果について紹介します。
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2025年3月28日 消費者庁「食品表示基準の一部改定」を受けての調査
調査をおこなったのは、株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)です(1)。ネットリサーチや海外調査、学術調査などをおこなっている会社です。
クロス・マーケティングは、全国20歳から69歳の男女を対象に、賞味期限に関する調査(2025年)を実施しました。
これは、食品ロス削減を目指して消費者庁がおこなった「食品表示基準の一部改定」(2025年3月28日)を受けてのことです(2)。
これまで、消費者庁は、賞味期限の設定の際、安全係数0.8以上を使うことを推奨していました。たとえば10ヶ月の賞味期限のものがあったとすると、安全係数0.8を掛ければ8ヶ月に縮まります。商品が出荷されて以降、直射日光や高温高湿の場所に置かれるなどのリスクを考慮し、短めに設定することが基本だったわけです。
ですが、この「0.8」は義務ではありませんので、必要以上に賞味期限を短く設定している企業が散見されていました。私の取材では、冷凍食品の会社で0.7を使っている、1年以上賞味期限がある製品の会社で0.6を使っている、などの事例がありました。過去には0.3を使っている企業もありました。食品の分析センターでも、0.7から0.9の安全係数が使われているケースがありました。
今回の改定により、賞味期限を必要以上に短縮しないように指示されました。これにより、賞味期限が今までより延長される場合もあります。
本調査では、賞味期限や消費期限に対する意識や、賞味期限にまつわる考え方について調べました。
賞味期限が延長されること「知らなかった」が57.3%
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