余剰食品からクラフトビール、世界各国の興味深い事例 ーパン・コメ・麺・シリアルなど

ニュースレター「パル通信」240号では食品ロスとなっているパンや米飯、麺、シリアルからクラフトビールを製造する世界各国の興味深い事例についてご紹介します。
井出留美 2025.04.12
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ニュースレター「パル通信」240号では、食品ロスとして捨てられてしまう運命にあるパンや米飯、麺やシリアルなどからクラフトビールを製造する、世界各国の興味深い事例についてご紹介します。

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廃棄されるパンから作ったビール「TOAST(トースト)」

まず最初に紹介するのは英国の社会活動家、トリストラム・スチュアート(1)が立ち上げたビール「TOAST(トースト)」(2)です。名前の通り、廃棄されるパンから作ったビールです。2016年から、食品ロスとなる運命にあるパンを使ってきました。廃棄をまぬがれたパンを積み重ねると、なんとエベレストの5.6倍もの高さになるそうです(トースト公式サイトより)。

TOAST official website

TOAST official website

2017年2月、大学の先生方と一緒に英国とフランスへ視察に行った際、ご本人に会いました。彼の書いた著書『WASTE』は、2010年、NHK出版が日本語訳し、『世界の食料無駄捨て事情』と題して出版されました(3)。2010年といえば、今から15年前。早いタイミングでしたね。トリストラム・スチュアートは15歳の時、農場があった場所に住んでいました。そこで豚とニワトリを飼い、学校の給食室から廃棄食品を無料でもらい、エサにしていたのです。給食室のほか、パン屋や八百屋、市場や農家などからももらっていたそうです。

トリストラム・スチュアート(左)と筆者(右)、英国にて(関係者撮影)

トリストラム・スチュアート(左)と筆者(右)、英国にて(関係者撮影)

このTOASTのビールは、米国やアイスランド、南アフリカまで広がっているとのこと(3-1)。

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米飯からクラフトビール

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