7月に最も読まれた記事 内部告発 土用の丑の日/レトルトカレー/奈良 ほか パル通信(127)

2023年7月に配信した記事をご紹介します。
井出留美 2023.07.31
誰でも

こんにちは。パル通信にご登録いただき、ありがとうございます。最近、サポートメンバーに登録いただいた方が「今の食品ロス削減への関心の高まりに貢献してくれたから」と(記事を読むだけというより)活動を応援する意味で登録した旨、メッセージをくださいました。食品ロス削減の活動を支援いただき、感謝申し上げます。また、志の高い高校3年生がサポートメンバーに登録くださり、8月初旬に寄稿していただくことになりました。8月6日(日)日本時間の午前9:30-10:30には高校生も参加して、第5回サポートメンバー限定オンライン交流会を開催します。高校生の彼女からのリクエストで「若者に期待すること」「今後の社会において食品ロスを減らすためにできること、できてほしいこと」を参加者のみなさんから聞かせてほしいとのことです。みなさまからの意見をもとに、行動に移していきたいという意欲をお持ちです。若者の意欲にお応え頂ける方は、ぜひサポートメンバーご登録&参加をお待ちしております(この号を読んで新たに登録した方で、交流会参加ご希望の方は、このニュースレターに返信してください。zoomのURLを送ります)

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2023年7月に最も読まれたのは、食品ロスをレトルトカレーに商品化している目取眞 興明(めどるま こうめい)さんの寄稿と、奈良の「うまいもの」記事でした。

レトルトカレーの事例紹介 どんな農作物を食品ロスから防いでどのように活用したのか? パル通信(123)

食品の製造工程で発生する食品ロスや、規格外野菜などを活用し、レトルトカレーに商品化している事例を、写真をふんだんに交えてお伝えいただきました。うまくいかなかった過程も踏まえて教えていただいたので、これから商品開発しようとする人には参考になると思います。

「今日の書籍」コーナーでは、今年の課題図書に選ばれたフードバンクの本を、「今日の映画」コーナーでは「波紋」をご紹介しました。

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奈良のうまいもの第二弾 17年ぶりに探し当てた創業26周年の店 パル通信(125)

取材で奈良へ行った際、遠い昔に行って、なお、忘れられなかった店をようやく探し当てて訪問しました。飲食店は数多くあれど、ここまで記憶に残る店はなかなかないと思います。

食品ロス削減、というテーマに2008年に出会ってから今までで思うのが、食品ロスという社会課題を伝えるのはもちろん大切ですが、食べ物に対して敬意を抱き、真摯な気持ちで提供してくれる飲食店や、小売店、商品やサービスを、消費者として選んでいくことも大切なのだと実感しています。

「買い物は投票」という言葉があります。先日、講演後に3人で一緒に食事をした際、ある方が「大学生の時は、そのへんにある店に入ってお金を散財していた。今思えば、すごくもったいなかった」とおっしゃっていました。一緒に食事をした飲食店は、ゆっくりと落ち着ける、そしてしみじみと味わえる、リーズナブルな店でした。

飲食店だと、人との出会いも大きいですね。料理を作ってくれる方を「応援したい」という意味で、その店に行く、というのもあると思います。

「今日の書籍」コーナーではサポートメンバー高橋真樹さんの新著を、「今日の映画」コーナーではユナイテッドピープル関根健次さんの配信映画を紹介しました。

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【内部告発】セブンで常態化する架空発注 土用の丑の日も 本部による理不尽な煽り パル通信(126)

関係者の方から、実際のデータも送っていただき、ぜひ知らせてほしいとのことで、記事を配信しました。恵方巻やクリスマスケーキなど、ある決まった日にしか売ることのできない季節商品は、社員やアルバイトにノルマが課され、尋常ではない量を買わされるという事例がありますが、ハラスメントやロスをなくす意味で、かなり改善されたのではと思っておりました。でも内部告発を伺い、まだこんな現状なんだ...と、せつなくなりました。

恵方巻では魚資源も多く使いますし、クリスマスケーキでは卵やイチゴ、土用の丑の日ではウナギが使われます。本来、それらは、売り上げを得るための「道具」ではなく、おいしくいただくための食材です。

土用の丑の日にあえて休業するウナギ専門店へ、新幹線に乗って、日帰りで行ってきました。実際にお店まで行ってみてよかった、と思いました。この店の大将によれば、ある一定の時期に需要が極端に集中する問題をなんとか解決したい、という思いもあるそうです。

食に対してどのような思いを抱いているか、ということは、捨てる食品をできるだけ減らすために、とても大切なことだと感じました。

「今日の書籍」コーナーでは、確実に資産を残すための相続・税金対策の本を、「今日の映画」コーナーでは『君たちはどう生きるか』について、解説も踏まえてご紹介しました。

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人は食品表示のどこを見ているか?視覚追跡技術で判明した米大学最新研究とは パル通信(124)

賞味期限や消費期限などの期限表示が食品ロスを増やす一因となっています。英国では、青果物の賞味期限表示を撤廃したり、牛乳の消費期限表示を賞味期限に変えたりする動きがあります。

米国の大学では、賞味期限や消費期限という文字情報や、日付の数字など、どこを見ているかについて、視覚追跡技術を使って研究しました。

日本では、期限表示による食品ロスは確実に発生していると考えています。まだ改善の余地があると思います。

「今日の書籍」コーナーでは角野栄子さんの著書を、「今日の映画」コーナーでは、最近、夢中になっているある番組をご紹介しました。

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編集後記

日本は毎日暑いですね。酷暑や「最高気温⚪︎度」といったニュースは日々流れますが、それだけで終わらせないで、その裏にある気候変動や気候危機について報じてほしいと思います。マスメディアの読者のみなさま、ぜひお願いいたします。

7月の主な活動報告として....第807回を迎える浅草寺の仏教文化講座に登壇、また製薬企業の社員研修や、生ごみ焼却ゼロプラットフォームの講演、廃棄物削減に取り組む企業の社員研修、9月に配信する企業向けウェビナー収録などで登壇の機会をいただきました。また、47都道府県の中でも、ごみが最も少ない県の一つである長野県へ、生ごみ処理の取材にも行きました。

不動産会社のオウンドメディアから取材の依頼をいただき、またJICA海外協力隊から、拙著『あるものでまかなう生活』(日本経済新聞出版)を、全世界に派遣中の隊員たちに知らせたいということで、隊員向け雑誌に載せるための取材も受けました。

2015年から毎月続けている、東京大学農学部広報室員として、広報室会議にも出席し、今月は、卒業生が主人公となっている映画『シグナチャー』の上映会にも参加しました。農学部広報誌「弥生」の卒業生ページの人選や取材も担当しています。最新号では桝太一さんが掲載されています。ご希望の方には冊子を郵送しますね(数量限定なので先着順で終わり次第終了)。

今月から全国130以上の書店で展開されている「四六(しろく)版宣言フェア」で拙著が選書されています。開催書店はこちら。お近くの書店でご覧ください。

井出留美 Rumi Ide
@rumiide
四六版宣言フェア、東大生協本郷書籍部と三省堂書店大宮店へ行きました。SDGs世界ランキングで毎年トップ3に入るスウェーデン🇸🇪とデンマーク🇩🇰の取り組みを取材した『北欧でみつけたサステイナブルな暮らし方』(青土社、井出留美)@seidosha 展開いただいております✨
@shirokuban
@toudaihbookcoop
2023/07/28 07:09
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今日はこのあと人間ドッグへ行ってきます。先日、久しぶりに脳ドックを受けました。ネットで予約できてすぐに受診でき、30分程度で終わり、受診結果は後日ネットで確認できるのでとても便利です。脳ドックは一般的に3万円から7万円かかるそうですが、こちらは基本的な内容でしたら2万円弱で受診できます。1,000円の割引コードを持っていますので、東京・銀座にあるこの医院に行ってみたい方はニュースレターに返信してください。以前、母を連れていってたんですけど、院長先生や看護師さんには親身になっていただいて、とてもよいクリニックです。

8月も実り多い月にしましょう!

2023年7月31日

井出留美

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