2024年3月の人気記事 食品ロスアンケート by長崎経済研究所 パル通信(170)

2024年3月に配信したニュースレター「パル通信」人気記事を含めてご紹介します。
井出留美 2024.03.31
誰でも

こんにちは。ニュースレター「パル通信」にご登録いただき、食品ロス削減やサステイナビリティの活動をサポートいただき、ありがとうございます。

ニュースレター「パル通信」170号では、2024年3月にお送りした人気記事をはじめ、すべての配信記事のエッセンスをお届けします。

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長崎経済研究所による食品ロスアンケートと知られざる長崎の魅力 パル通信(169)

2024年3月に配信した記事のうち、開封率が最も高かったのが、169号で配信した長崎経済研究所による食品ロスのアンケート調査でした。

長崎大学でのシンポジウムで基調講演するため、取材や旅行と合わせて3月3日から14日まで長崎県に滞在しました。現地のスーパーを訪問した経験からも、調査結果は納得できるものでした。サポートメンバー限定記事ではありますが、記事の前半で、長崎滞在中に出会った飲食店や図書館、書店などの情報がどなたでも読めるようになっています。JICA海外協力隊時代の同期が住んでいた長崎県大村市は、暮らしてみたい街だなあと思った土地でした。お目通しいただければうれしいです。

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「断熱」が日本を救う?「がまんしない省エネ」が経済にも環境にも効く理由 パル通信(166)

最も読まれた記事とは開封率が0.4%差で、ほとんど同じくらい読んでいただいたのが、ジャーナリスト高橋真樹さんに寄稿していただいた断熱に関する記事でした。日本では「断熱」の重要性が十分に知られてはいませんが、経済・環境・社会に大きな影響を及ぼすことがよくわかる内容でした。

高橋真樹さんは、断熱に関する新書を出版なさっており、出版2ヶ月で3刷になったそうです(すごい!)。高橋さんのご著書も併せてお読みください。私の記事も第5章で引用していただいています。

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ミシュラン1つ星、予約のとれないカウンター8席の地鶏専門店に行ってきた パル通信(167)

3月は、長崎へ行く前に、大阪で2つの講演をおこないました。その際、ミシュラン1つ星を獲得している地鶏専門店へ行ってきました。以前から行きたいと思っていたものの、ミシュランを獲得してからは予約がとりづらく、住まいからは遠く、しかも2人1組での予約が必須のため、なかなか行けないでいたお店です。そして座席はカウンター8席のみ。

なぜこの店を知ったのか。食に詳しい方にこの店の本家である松山のお店を薦めてもらい、実際に自分が足を運んで取材し、記事にしたあと、松山の大将から「大阪店でミシュランを獲得した」と教えてもらった....というのが経緯でした。ミシュランだからというわけではなく、自分が信頼している方のおすすめだったから行ったのが最初のきっかけです。食材を厳選し、食事を顧客に提供することがどれほど尊い仕事か、時間と手間のかかることかということが伝わってくる店でした。照明や壁のタイル、置物など、インテリアにも凝っているので、その点に関心の高い方にも参考になる店です。

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長崎県の食品ロス活用で食品産業もったいない大賞大臣賞受賞!/長崎のうまいもの パル通信(168)

農林水産省が協賛している「食品産業もったいない大賞」。第11回となる今回、最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞したのは長崎県諫早市の諫早農業高校のチームでした。その高校生チームと先生にお会いしてきました。高校の入学試験の時期でしたので、校舎には入れず、近くの公民館でプレゼンテーションしていただきました。

高校生たちは、長崎県内の離島に足を運び、離島の家庭から排出される食品ロスや生ごみを活用する取り組みを続けてきました。その堆肥は商品名がつけられ、実際に農家で使われています。

記事の後半では、長崎県内で出会ったおすすめの飲食店情報を紹介しています。

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今日の書籍

題名から惹きつけられます。2020年出版。ミシュランで星を獲得したレストランで働くシェフが、なぜ低価格の飲食店であえてバイトするのか。当初、著者はnote(ノート)で書いていたそうですが、その記事が26万PV(ページビュー)になるほど注目され、書籍化されました。伝説の三ツ星レストランで副料理長にまで上りつめた著者。必要だったのは生産性を上げることでした。サイゼリヤでバイトしたことで得た学びを、自身が経営するレストランに活かしたところ、生産性が3.7倍にもなったそうです。よいと思うことは誰からでも貪欲に学ぶ、著者の謙虚な姿勢や向上心が伝わってきます。そんなシェフも、開業当初は従業員に対して高圧的な態度をとっていました。その後、従業員が次々辞めてしまってからは、態度を改善していきます。サイゼリヤには行った記憶がないのですが(一度くらい行ったかも?)この本を読んでいたら、試しに行ってみたくなりました。仕事に行き詰まっている人が読むと、著者の紆余曲折が参考になるのではないでしょうか。

目次

第1章 超速で行動するサバンナ思考

第2章 超速で成長するマヨネーズ理論

第3章 MBAより成長する休日バイト

第4章 幸せでフラットなチームが最強

第5章 読書は最強のサバイバルツール

第6章 いつの時代も夢をかなえるのはバカ

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今日の映画

監督:デイヴィッド・リンチ

出演:リチャード・ファーンズワースほか

73歳の高齢男性が、兄が倒れた知らせを聞き、無謀にも芝刈り機に乗って兄に会いにいく...という話です。リチャード・ファーンズワース演じるアルヴィン・ストレイトが主人公。頑固者で、一緒に暮らす娘のローズに対してもしょっちゅう憎まれ口をたたく。そのくせ、足腰が悪く、いったん家の中で倒れてしまうと誰かに助けてもらわないと立ち上がることもできません。リチャード・ファーンズワースは、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、ニューヨーク批評家協会賞では主演男優賞を受賞しました。風貌からしてドンピシャの適役です。


主人公のストレイトは、あることがきっかけで、10年来、兄とはずっと口を聞いていませんでした。その兄が倒れたと聞き、一大決心し、芝刈り機に乗って会いにいきます。その距離なんと350マイル(およそ560km)!どれくらい遠いかというと、東京都新宿区から青森県青森市までの距離に匹敵するようです(577km)。東京から青森まで芝刈り機で行くって無謀すぎる....

道中、芝刈り機が故障したり、後ろの車にあおられたり、ヒッチハイクに失敗した女性に頼られたり、いろんなハプニングや人との出会いがあります。はたして主人公は兄の家まで無事たどりつけるのでしょうか...?

頑固で寡黙な73歳、ストレイト。他人と積極的に関わる人ではありません。でも旅に出てからは、ハプニングのたびに他人と関わらざるを得なくなり、親切な扱いを受ける。適度な距離を保ちながらも交流していきます。人のあたたかさや静かな満足感、充実感が感じられる、そんな映画です。

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編集後記

3月は、5回の講演・登壇の機会をいただき、ありがとうございました(2日におおさかパルコープで講演、3日に大阪ドーンセンターで奈良女子大学佐保会向けに講演、5日に長崎大学で講演、17日に外務省主催のイベントで登壇、21日に食生活ジャーナリストの会で登壇)。

長崎大学ではNHKや長崎文化放送が取材に来てくださったので、滞在中、寿司屋や居酒屋にいるとき、たまたま自分がテレビに映るというハプニングが二回もあって、楽しかったです。

長崎県内の寿司店にて(筆者撮影)

長崎県内の寿司店にて(筆者撮影)

メディアに関しては、海外から記者が来日し、英語で食品ロスに関する取材を受けるという貴重な機会をいただきました。5月ごろに記事が出るのでは、ネット上でも見られるとのことで、楽しみにしています。

書籍・出版に関しては、現在進行中のものが今年中に世に出せればいいなあと願っています。

残り1日となった3月。この記事を読んでくださった方の一日が充実したものになりますように。

2024年3月31日

井出留美

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