なぜ日本は世界初「食品ロスを半減」達成できた国となったのか
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<お知らせ>
*11月4日神戸大学での講演、5日天理大学での講演、12日渋谷での講演に来てくださった方、1日と8日のJ-Wave出演を聴いてくださった方、ありがとうございました。
*17日から18日にかけて、委員をつとめている水産庁の視察で鹿児島県と宮崎県へ行ってきます。また23日から29日にかけてはUAE渡航の予定です。
*12月6日(土)午後、杉並区で「ごみを減らすには食品ロスを減らすこと」について講演します。希望される方はこちらからお申し込みください。
*12月10日(水)午後、東京駅近くで開催されるイベントで講演とパネルディスカッションに登壇します。
*12月17日(水)令和の百姓一揆意見交換会が衆議院議員会館で開催されます。こちらをご覧ください。
*連載している「朝日新聞 SDGs ACTION!」で大阪・関西万博での食品ロスについて取材して記事を書きました。2025年11月4日に公開されました。万博での食品ロス削減と活用、うまくいった事例、そうでない事例、両方について書いています。記事に登場するジャパン・ハーベストの成田賢一さんは、「食と農をつなぐアワード2025」消費・安全局長賞を受賞されました。
万博の環境配慮については、JETROの分析レポートも参考になります。
*11月10日よりブラジルでCOP30が開催されています。気候変動に関して、気候変動イニシアティブ(JCI)は、気候変動アクション日本サミット2025宣言「脱炭素社会への移行をリードする ― 私たちは、決して止まらない ―」を公表しました。334団体が賛同して宣言しており、私の会社(株式会社office3.11)も名を連ねています。ぜひ、あなたの組織(企業、学校ほか)も賛同者として名前を連ねてみませんか。
*拙著『おやつのおぼうさん』(くもん出版)、12月9日出版です。印税の一部をおてらおやつクラブに寄付します。バリューブックスで注文いただくと、売上の20%がおてらおやつクラブに寄付されます。
*英語教員向けTENに寄稿した内容「生きている限り、学びは続く」インターネット上でお読みいただけます。
「日本は世界で初めて食品ロスを半減した国」
日本は、2023年に食品ロスを53%削減しました(対2000年比)。SDGs12.3で数値目標として掲げられている「2030年までに食品ロスを半減」を、世界で初めて達成させました(参考情報 1)。2025年9月26日に発行したパル通信271号、ニューヨークでの取材について書いた記事でも触れました。
「世界初の半減達成」については、2025年10月30日に千代田区で開催された食品ロス削減全国大会in千代田(2)で、農林水産省の副大臣も発表していました。
ブラジルで開催されているCOP30でも、11月13日ブラジル時間9:30-10:30に、食品廃棄物削減に関するイベントが開催され、日本からも登壇しています。
では、なぜ日本だけが食品ロス半減を達成できたのでしょうか。
今回は、この問題について推察を示し、読者の方と一緒に考えていきたいと思います。
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