ビュッフェの提供者が食品ロスを減らす10の方法とは

ニュースレター「パル通信」185号では、ビュッフェの提供者が食品ロスを最小限にする10の方法について解説します。
井出留美 2024.06.18
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今回のニュースレター「パル通信」185号では、ビュッフェ(buffet)の提供者が食品ロスを最小限にする10の方法やヒントについてお伝えします。

「パル通信」151号では、サポートメンバーの河合真由子さんが「ホテル・旅館業におけるブッフェ(バイキング)料理提供の実態と食品ロス削減への取り組み」と題して寄稿してくださいました。河合真由子さんはこの分野のプロフェッショナル。私はこのビュッフェの分野のプロではありませんが、現在おこなわれている取り組みについて、外からの視点で事例を紹介します。ちなみに「ブッフェ」「ビュッフェ」のどちらの表記も使われるようです。フランス語の「buffet」から来ています。

なお、記事の画像(写真やグラフなど)をクリックすると、その画像の出典元であるウェブサイトや関連サイトにつながるよう、設定しています。記事に貼ってある画像(写真やグラフ)を見て関心を持った方は、クリックして、情報の詳細を確認してみてください。参考情報のリンクについては、いつもの記事と同じように、巻末にリストとして載せてあります。

お知らせ:6月30日(日)9:30〜10:30、第10回オンライン交流会を開催します。

***

日本に住んでいるイタリア人女性が「日本はビュッフェ(buffet)が多すぎる」と話していました。イタリアでも、ホテルの朝食などではビュッフェがあるものの、日本ほどあちこちで提供してはいないと言います。彼女は来日後、ある飲食店で働き始めたものの、あまりに食品を捨てる機会が多く、嫌になってやめたと話していました。

私が食品ロスの取材でイタリアへ渡航し食事をした際(1)、リゾットかパスタを1品頼んだだけでも3,000円ぐらいでした。昼も夜も、1品、もしくは数品頼み、時間をかけて食べ尽くす・・・というスタイルだったと感じています。

イタリアに比べてビュッフェの多い日本で、ビュッフェの提供者は、食品ロスを減らすためにどのようなことに気をつければよいか、考えてみましょう。

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