2025年の食品ロス削減はこうなる!米国ReFEDが発表した5つの予測内容とは

ニュースレター「パル通信」223号では、米国で食品ロス削減に取り組む組織が発表した「2025年の食品ロス予測」について、5点をお伝えします。
井出留美 2025.01.08
サポートメンバー限定

こんにちは。ニュースレター「パル通信」にご登録いただき、ありがとうございます。特にサポートメンバーの方には日頃から食品ロス削減の啓発活動や取材をサポートしていただき、感謝申し上げます。

ニュースレター「パル通信」223号では、米国で食品ロス削減に取り組む非営利組織、ReFED(リフェッド)が発表した「今後の見通し 2025年の食品ロス予測」について5点、解説します。米国の状況に関してですが、日本に共通する部分も、米国特有の状況も、両方あります。

コメントがある方は、記事の最後にあるコメント機能をお使いください。読者全員に送ることも、書き手のみに送ることもできます。

***

2024年の米国での食品ロスに関する動向

2024年は、食品ロス削減に関する新たな国家戦略がホワイトハウスから発表されました(1)。また、食品小売業の大幅な食品ロス削減を示す画期的な分析もありました(2)。

2024年は、米国の官民両方のセクターにおいて、食品ロス削減に関する大きな動きが見られました。米国は食品ロス削減に進展をもたらす好機を迎えています。2025年は、さらなる進展が見られるであろうと、ReFED(リフェッド)は予測しています。

それでは、ReFED(リフェッド)が予測する2025年の食品ロス削減の傾向について、5点、見ていきましょう。

その1 食品価格高騰への解決策としての食品ロス削減

ReFED(リフェッド)の分析によると、平均的な米国人4人家族は、年間3,000ドル以上の食料品を廃棄しています(3)。日本円に換算すると47万3,597円にもなります!

それだけ捨てていながら、米国のシンクタンクであるピューリサーチセンターの調査によると、米国人の4分の3にあたる人が、食品や消費財の価格や値上げに対して強い懸念を抱いていることがわかっています(4)。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、7862文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者の方にはこんな内容を直接お届けしてます。

・食品ロスの正しい知識がつく
・サステナビリティ情報も配信中
・過去の記事も読み放題
・毎週届き、いつでも配信停止可能
・読みやすいデザイン

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
ミネソタ大学の研究 空腹時は買い物金額が最大64%増える!
読者限定
速報:恵方巻の売れ残り調査2025  ー2019年からの7年間でどう...
読者限定
気がつけば自分の名前の店ができていた 洋食イデルミ
サポートメンバー限定
トランプ氏は連邦政府の気候変動対策を阻止するかもしれない。が、前進の機...
サポートメンバー限定
なぜバイデン政権は子どもの貧困を半減させ食料不安を26%削減できたのか...
読者限定
ミシュラン星付き名店で修業したソムリエの店「洋食イデルミ」1日1組限定...
サポートメンバー限定
助成金で半額購入した生ごみ処理機を7年間、1800回使ってみた結果
誰でも
2024年12月に最も読まれた記事 なぜ日本は食べ残しの持ち帰りができ...