溶けない氷?米大学が開発、堆肥になる「次世代の脱プラ冷却素材」パル通信(63)

日常生活で、冷蔵保存される食品の購入時に渡される保冷剤。食品の冷却保存に役立ち、食品の日持ちを保ってロスを防ぎますが、廃棄される場合、プラスチックを処分することになり、環境への負荷がかかります。そんな中、米国の大学が、溶けない氷で再利用や堆肥化が可能な氷を開発し、学会誌に掲載されました。
井出留美 2022.08.25
サポートメンバー限定

日ごろからよく使われる保冷剤。冷蔵保存用の食品の品質を保ちます。食品を購入して運ぶ時には役立ちますが、家に持ち帰ってきたら役目はおしまい。気づいたら、たくさんたまって行き場がなく、冷凍庫に放置されている保冷剤、ありませんか。家庭だけでなく、事業系でも、量の多いドライアイスや、プラスチックを使う保冷剤は、環境負荷の観点から、代替品が求められています。今回は、そんな問題を解決できるかもしれない、米国の大学が開発した特殊な氷を紹介します。

  • 溶けない、再利用や堆肥化が可能な氷とは

  • 何でできている?

  • 開発のきっかけは?

  • どうやって使う?

  • どう役立つ?

  • 次のステップは

  • 日本で余った保冷剤はどうすればいい?

  • まとめ

  • 今日の書籍

  • 今日の映画

  • 編集後記

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、4496文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者の方にはこんな内容を直接お届けしてます。

・食品ロスの正しい知識がつく
・サステナビリティ情報も配信中
・過去の記事も読み放題
・毎週届き、いつでも配信停止可能
・読みやすいデザイン

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
全国で一番コメを食べる静岡県の稲作農家の声/カリフォルニア米・自然栽培...
サポートメンバー限定
Nature最新論文:スーパーの複数個割引キャンペーンは家庭の食品ロス...
読者限定
5月に最も読まれた記事 1/3ルールに独占禁止法違反の恐れ、公正取引委...
サポートメンバー限定
韓国・フランス・英国・ペルー・日本のうち食品ロス削減対策がハーバードな...
サポートメンバー限定
日米最新事情 ホテルやレストランの食べ残し持ち帰り / 7月1日イベン...
サポートメンバー限定
食品ロスを生み出す「3分の1ルール」など商慣習に独占禁止法違反の恐れ ...
サポートメンバー限定
今が半額購入のチャンス/1900回計測の結果/全国ごみ少ない自治体ラン...
サポートメンバー限定
ITの活用で食品ロス削減に取り組む海外・国内の事例