コンビニ1軒の食品廃棄は年間468万円!私たちのできる向き合い方 パル通信(9)

コンビニオーナーさんの取材からヒントを得て、コンビニの食品廃棄に関して我々消費者のできることを考えます。
井出留美 2021.10.04
読者限定

こんにちは。

コンビニは日本全国で55,000店舗以上あります。そのコンビニが、1店舗あたり年間468万円分の食品を捨てているという結果が、公正取引委員会から発表されました。

「コンビニエンスストア」といえば、その名の通り「便利な店」。でも、その「便利」の裏側にあるものは、案外、知られていないと感じます。

かくいう私も食品メーカーに14年5ヶ月勤めていたのに、知りませんでした。先日、書籍『ドローダウン』のワークショップに参加し、コンビニのことについてもお話ししたところ、やはり、みなさん、ご存知ではありませんでした。そこで今回は、コンビニの裏事情の一部についてお伝えしたいと思います。

***

井出留美の「パル通信」では、社会にあふれる情報の中から選りすぐり、食品ロスや食関連のSDGs、サステイナビリティについて解説します。なお、本記事は無料でご購読いただけます。今後も定期的に配信を受け取りたい方は、ぜひ、購読登録をお願いいたします!

この記事は無料で続きを読めます

続きは、5976文字あります。
  • なぜコンビニは食品を廃棄するほど儲かるのか?コンビニが値引きをしない理由
  • コンビニ会計の仕組みとは?
  • 消費者としてどうすればいいのか?
  • セイコーマートの人間味あふれる取り組み
  • 今日の書籍
  • 『9割の社会問題はビジネスで解決できる』
  • 今日の映画
  • 編集後記

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
1億9,000万円の賞金を獲得したのは?最も権威ある地球環境賞「アース...
サポートメンバー限定
厚労省「食べ残し持ち帰りに関するガイドライン案」に関する見解
サポートメンバー限定
日本初!ユネスコ食文化創造都市認定、鶴岡市ほか山形の地産地消とおいしい...
誰でも
2024年11月に最も読まれた記事 なぜ韓国は生ごみリサイクル率を2....
サポートメンバー限定
世界初!世代別の食品ロスと温室効果ガス排出量を解明し国際誌に掲載
サポートメンバー限定
出された料理をこんなに食べ残す?生ごみリサイクル率98%の韓国を訪問し...
サポートメンバー限定
数千ドル節約?カフェ産業世界最大のオーストラリアで大学が「食品ロス削減...
サポートメンバー限定
なぜ韓国は生ごみリサイクル率を2.6%から98%まで上げられたのか、韓...