明日から開催:COP30で注視すべき4つの重要課題  食品ロス削減は気候変動対策100位中3位

ニュースレター「パル通信」279号では2025年11月10日から始まるCOP30で注目すべき4つの重要課題、および食品ロスと気候変動の関連について解説します。
井出留美 2025.11.09
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ニュースレター「パル通信」279号では、2025年11月10日からブラジルのベレンで始まる国連気候サミット、COP30(国連気候変動枠組み条約 第30回締約国会議)で注目すべき4つの重要課題と、食品ロス削減が気候変動対策100位中の3位であることについて解説します。

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<お知らせ>*『おやつのおぼうさん』(くもん出版)12月9日出版。印税の一部をおてらおやつクラブに寄付します。バリューブックスで注文いただくと、売り上げの2割がおてらおやつクラブの寄付になります。

*11月4日神戸大学での公開シンポジウム、11月5日天理大学での公開講座に参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

*2025年11月12日(水)午後、東京都渋谷区で「食品寄贈を促すシステムづくりに求められるもの」と題して講演します。ハイブリッドで開催されますので、よろしければぜひお申し込みください。講演概要はこちら

*2025年12月6日、東京都杉並区で講演します。杉並区にお住まいの方、在勤・在学の方が対象です。

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COP30で注目すべき4つの重要課題とは

2025年11月10日から開催される国連気候サミット(COP30)は、気候行動の転換点となるべきでしょう。なぜなら猛暑・火災・洪水など、毎年のように自然災害が激化する一方で、一部の国や企業は気候対策を後退させているからです。

気候変動は、食料確保を難しくします。そればかりか、食品ロスの発生によって、気候変動への影響がますます大きくなっていきます。

ここでは、WRI(世界資源研究所)の専門家が、今回のCOP30で注目すべき4つの重要課題だと指摘した点をお伝えします。

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1)新たな気候公約(NDC)の水準は?

世界各国は、2025年、新たな気候公約(NDC)(参考情報1)を提出する予定です。

しかしながら、これまで提出された内容は、世界の気温上昇を抑えるために必要な水準を大きく下回っています(2)。

COP30では、各国がこのギャップに対応し、そのギャップを埋めるための具体的な行動計画を提示しなければなりません。

以下の世界地図が前回のNDCの提出状況です。日本は青です。

  • 青 提出済み:より野心的な排出削減目標

  • 水色 提出済み:追加の排出削減無し

  • 赤  提出済み:当初のNDCと比較不可能

  • グレー 未提出

  • 薄いグレー データなし

WRI(世界資源研究所)

WRI(世界資源研究所)

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