広島・松山・上勝・高松のうまいもの パル通信(74)

広島、松山、上勝、高松へ、講演と取材で出張しました。その土地で入った飲食店などを紹介します。
井出留美 2022.10.24
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広島市、愛媛県松山市、徳島県上勝町、香川県高松市へ、講演と取材で出張しました。移動手段としてもいろいろ使いました。広島までは新幹線。広島から松山へは船。松山から上勝、高松へは、車。高松から帰ってくる際には寝台列車のサンライズ瀬戸に乗りました。その土地ごとに訪れた飲食店の中から、食に対して真摯に向き合っているお店や、番外編として穴場の場所などをご紹介します。

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松山 とり泉

トップバッターでご紹介するのは松山市内の地鶏専門店、とり泉(せん)です。農と食のジャーナリスト、山本謙治さん、通称「やまけんさん」に紹介してもらいました。とり泉の公式サイトの文言に度肝を抜かれます。

私たちの提供しているのは「命」です。

食べるとは「命をいただく」ということ。

飲食店で「命」という言葉を使う店を、私は今までに見たことがありませんでした。大切なメッセージですが、そこまで食べもののことを真摯に考えている店は、残念ながら、あまりないように感じます。「おいしさ」は重視されても、その食べもののもとが「命」であることは、ほとんど語られることがありません。

一般的に「焼き鳥」は安いものと思われています。でも、「地鶏」は高い。なぜ、地鶏は値が張るのでしょう。その秘密は育て方にあります。とり泉では、地鶏まるごと一羽をお客さまに提供し、決して無駄にしないため、さまざまな工夫をこらしています。そんな様子を朝日新聞SDGsの記事に書きました。

***

次にご紹介するのが、自家焙煎の珈琲店です。

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