売れるなら何でもあり?セブンのマーケティング施策 パル通信(52)

「1個買えば1個無料」(BOGOF:Buy One Get One Free)を禁止した国があります。脂質や砂糖が多い食品は、多く摂れば肥満になるリスクが高まるからです。その事実を知っているはずなのに、なぜ日本では「1個買えば1個無料」キャンペーンを推し進めるのでしょうか。
井出留美 2022.06.27
サポートメンバー

先日、コカ・コーラの「#1本買うと2本目無料」キャンペーンを取り上げました。日本の大手企業でも同じ手法で売上を伸ばそうとしているところは少なくありません。セブン-イレブンの事例を取り上げながら、なぜ日本ではこうしたマーケティングが無批判に展開されているのかを考察します。

  • 2022年4月から脂質・糖分の多い食品のBOGOFを禁止した国

  • 日本でこのキャンペーンを実施した食品が「ごみ」として捨てられていた

  • 売れれば何でもいいのか?小売に「売っていただく」弱い立場のメーカー

  • エシカルキャンペーンを展開するコンビニの「エシカル」とは

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、4931文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちらからログイン

読者の方にはこんな内容を直接お届けしてます。

・食品ロスの正しい知識がつく
・サステナビリティ情報も配信中
・過去の記事も読み放題
・毎週届き、いつでも配信停止可能
・読みやすいデザイン
ホテル・旅館業におけるブッフェ(バイキング)料理提供の実態と食品ロス削...
読者限定
11月に最も読まれた記事 ロンドンコミュニティフリッジ/発酵列車 パル...
誰でも
発酵列車と甘酒づくり、第13回全国発酵食品サミット in 恵那市 パル...
サポートメンバー
ドバイへ進出し食品ロス削減に挑む企業を取材 パル通信(148)
サポートメンバー
米国、食品ロス削減の法案提出、その最大のポイントとは パル通信(147...
サポートメンバー
ロンドン コミュニティフリッジ 見聞 パル通信(146)
サポートメンバー
10月に最も読まれた記事 日本初のゼロ・ウェイストスーパー パル通信(...
誰でも
賞味期限の工夫!食品企業が見習うべき事例とは パル通信(144)
サポートメンバー