知ってほしい、食品ロスの裏側 パル通信(140)
こんにちは。パル通信にご登録いただき、いつも食品ロス削減やサスティナビリティの活動を支援いただいてありがとうございます。今号では、食品ロス削減に貢献しているスーパーマーケット、マルヤスの松井順子(ゆきこ)さんに寄稿いただきました。松井さんはパル通信のサポートメンバーとして、これまで政府への提言をいただいたり、オンライン交流会で活動をシェアいただいたりしてきました。
*お知らせ:10月15日(日)日本時間の午前9:30-10:30に開催する第6回サポートメンバー限定オンライン交流会は、出席希望のご連絡をいただいた方にのみ、後日、zoomのURLをお送りします。サポートメンバーの方でご希望の方は、このニュースレターに返信してください。

マルヤスの松井順子(ゆきこ)さん(ご本人提供)
【自己紹介】
はじめまして。東京都と埼玉県で食品ロス削減のために行き場を失った食品を再流通させるスーパーマーケット『マルヤス』を運営しております合同会社ファンタイム代表:松井順子(ゆきこ)と申します。
行き場を失った食品とは「過剰在庫品」や「ダメージ品」「パッケージ変更品」「賞味期限切迫品」、さらには「賞味期限切れの商品」などのことです。

マルヤスの店舗(松井順子さんご提供)
マルヤスは、これら行き場を失った食品を中心に扱うスーパーなので、普通のスーパーマーケットではなく、言ってみれば“訳あり”スーパーです。入荷してくる食品の多くが廃棄の危機に面している訳あり食品のため、できる限り多くの食品を再流通できるよう、日々奮闘しております。
【世相をあらわす食品ロス】
事業系食品ロスと家庭系食品ロスのうち、マルヤスで削減をしようとしているのは事業系食品ロスになるわけですが、ひと口で事業系食品ロスといってもいろいろあります。
訳ありスーパー:マルヤスに入荷してくる“食品ロスの危機にさらされていた”事業系の食品はよく世相をあらわしています。
ニュースの表側からだけでは見えない食品ロスを、皆さんにも知っていただきたいのでいくつかご紹介します。
例1) コロナ感染症
忘れもしない、コロナ感染症が猛威をふるい始めた頃、世の中の大混乱で多くの食品ロスが出ました。
◆イベントの中止 ⇒ 企画されていた多くのイベントが中止になり、イベント用に用意されていた様々な食品の行き場がなくなってしまいました。
◆ホテル・旅館 ⇒ 移動制限がかかったことで宿泊客が泊まりに来れず、館内で販売している多くの食品お土産品の賞味期限が迫ったり切れてしまったりしました。
◆飲食店 ⇒ 営業時間の制限がかかったことで、調理用に用意されていた調味料や食材に使われないまま賞味期限が切れてしまう物が多くありました。

コロナ禍で買取依頼が多くあった業務用食材の一例

コロナ禍で買取依頼が多くあった業務用食材の一例

コロナ禍で買取依頼が多くあった業務用食材の一例
◆大学内の生協やコンビニ ⇒ 突然の休校によって店内の多くの食品の行き場がなくなってしまいました。
◆パチンコ店 ⇒ パチンコ店に営業制限がかかった期間中、店舗様が用意された景品用のお菓子で賞味期限が切れてしまったものが多くありました。
◆冠婚葬祭の自粛 ⇒ 冠婚葬祭も自粛ムードとなりました。そのため引き出物用に作られた「寿」の文字が入っているお菓子や、葬儀会場でふるまわれる「志」の文字の入ったお酒なども流通が滞り、賞味期限が切れてしまう物が多くありました。
・・・その他、まだまだ事例はあります。
営業が制限されたので、飲食店から出る「食べ残し」等の食品ロスの発生が減ったために全体の食品ロスの量は前年より減りましたが、実は裏側では別のいろんな事例で大量の食品ロスが生まれてしまったのです。
例2) オリンピック
「オリンピックのボランティアスタッフの方々のために用意されたお弁当が大量に食べられることなく廃棄されてしまった」という、ショッキングなニュースの報道がありました。
オリンピックで大量に出た食品ロスはそれだけでなく、規模が縮小されたことで準備されていた多くの食品の行き場がなくなってしまったことでも大量に食品ロスが出ています。
皆さんも見かけることがあると思いますが、大きなイベントがあると、スポンサーのメーカーが「がんばれニッポン!」のような応援メッセージや大会ロゴの入ったお菓子や飲み物を製造します。
どんなイベントでも応援メッセージ入り商品の在庫はイベント終了時に行き場を失いがちなのですが、特に今回のオリンピックではコロナ禍でやむを得ず規模が縮小されたことで、とても多くの応援メッセージやロゴ入りの商品が在庫となってしまいました。
ただ、前述の廃棄されたお弁当の量にはオリンピックの運営面に関して残念なイメージをもってしまった方も少なくないと思いますが、一方でオリンピックに携わった方々の中でもできる限り食品ロスを出さない努力をされていた方々もたくさんいたことを知ってもらいたいです。
現に、マルヤスにも上記のようなメッセージやロゴ入りの食品の他にも
◆オリンピック会場で販売される予定だったソフトクリームの素やソフトクリーム用のコーン

業務用のソフトクリームの素。家庭でのソフトクリームの作り方を提示して販売しました。

業務用のソフトクリームのコーン。家庭でのソフトクリームの作り方を提示して販売しました。
◆オリンピック会場で大量に売れることを想定されて作られたけれど余ってしまったお饅頭やクッキーなどのお土産
◆マスコミ関係者用のビュッフェ用に用意されていた(各国日本に入国できるマスコミスタッフの人数が制限されて大量に余ってしまった)食材
などの買取相談が多くあり、できる限り買取に努め再流通させていただきました。
例3) 物価高
現在もよくニュースになる物価高。物価が上がっているのだから、できる限り無駄をなくして食品ロスを減らしたいところですが、残念ながら物価高が原因でも食品ロスが出ます。

ステルス値上げにより行き場を失った商品のPOP
商品の値上げには「商品の価格を上げる値上げ」と「商品の価格は変更せずに内容量を減らすことでの実質値上げ(ステルス値上げとよばれています)」の、2通りタイプがありますが、
後者のステルス値上げの場合、内容量が変更になるため箱・袋などのパッケージも必然的に変更になります。
パッケージが変更になると旧パッケージ商品は流通先が極端に狭められ、行き場を失う商品が出てきます。
例4) 猛暑
温暖化によって年々猛暑化が進み、今年の夏も記録的に暑くて大変でした。
猛暑の影響を最も受けるのは農作物ですが、それ以外にも年々猛暑の程度が例年を超えることによって流通時や保管時に今まで品質管理できていた食品が一般的な店舗様では販売できない状態になってしまうことがあります。
例えば、
◆高温だと溶けてしまうチョコレート菓子や飴
などです。例年通りの室温管理や運送をしていても、今年の夏のような猛暑だと一瞬日に当たっただけでも暑さのダメージを受けてしまう商品が出てくるのです。
例5) インターネットショッピングのますますの普及
インターネットショッピングの普及率は今後もますます高まると思いますが、一定数の商品は注文者が受領することなく販売業者に返品になってしまいます。
注文者の不在が続く → 配達業者の保管期間が切れる → 販売業者さんに商品が「持ち戻り品」として返品される → 再販売できずに行き場がなくなる商品が大量に出る
という仕組みです。
ここ数年、宅配BOXが普及する中で返品は減りつつあります。ですが、よくお話をする配達員の方にお話を伺ったところ、宅配BOXが足りないマンションも多く、またあっても全室使用中で持ち戻りになってしまうことは少なくないとのことでした。特にコロナ禍では外出を控えてネットショッピングをする方が激増したため、自宅で受領できる方も多かったものの、直接受け取りをしたくない方も少なくなく、満室で返品になってしまう件数も増えたそうです。現に、コロナ禍にはマルヤスにも今まで以上に、段ボールに伝票のはがし跡のある商品がたくさん入荷してきました。
ここで「返品になったとしてもその商品を再販売すればよいのでは?」と思った方もいるかと思いますが、食品の場合、再販売できない商品も多いのです。
例えば
◆ペットボトル飲料などのケース買い

配送戻り品
⇒ 注文したことがある方はご存じかと思いますが段ボールにそのまま伝票が貼られて発送されます。配達の最中に当然ながら段ボールが汚れていったりケースの角がつぶれたりしていきます。何度も持ち上げたり下ろしたりされているうちに箱がボロボロになることもありますし、何より伝票のはがし跡が残ります。見た目が悪いボロボロの段ボールで商品を発送すると、中には「箱が汚かった」と不快に感じてしまう購入者の方もいらっしゃるでしょうし、それが悪いレビューとして残ってしまうこともあるため、ほとんどの販売業者の方々はその商品を使いまわすことはしません。「では段ボールを入れ替えれば?」と思う方も多いと思いますが、段ボールも安くはないですし、仮に段ボールを別途購入して中身を入れ替えたとしても、人件費も時間もかかりますし、汚い方の段ボールの事業ゴミとしての処分費用もかかります。
諸々を考慮するとそこまでなかなかできない業者さんがほとんどだと思います。
また、食品は口に入れるものになるため、注文ミスやイメージ違いなどで購入者が返品をした場合も少しでも元の状態と異なる状態で返品された場合は、販売業者の方々はそれらの商品を再販できないことが多くあるのです。
返品をしてもその商品は販売業者が「普通に再販できる」と思っている方がとても多いですが、実際はそうではありません。
急用などでインターネットで注文した商品をなかなか受け取れないことは誰でもあると思います。私もあります。
でも、保管期間が切れて返品になってしまう前に頑張って受領することは実は食品ロスの削減につながりますし、配達の回数が減ることは配送業者さんの負担を減らすと同時に配送エネルギーを減らすという観点から環境への負荷を軽減することにもつながるのです。
「買いすぎない」「買った食材を食べきる」「残さず食べる」などの心がけの他に「インターネットで注文した食品(もちろん食品に限らず注文したものはちゃんと受け取るべきですが)をちゃんと受け取る」ということも、実は食品ロス削減につながるため心がけていきたいものです。
まだまだいろいろあるのですが、私が訳ありスーパーに携わっているからこそ見える様々な食品ロスの一部をみなさんにご紹介させていただきました。
食品ロスにもいろいろあるのだということを知っていただけたらうれしいです。
【“完璧”に慣れすぎている私たち】
私が訳ありスーパーに携わるようになり感じたことは「私たち日本人は完璧な状態に慣れすぎていて、それが食品ロスの1つの原因になっている」ということです。
箱潰れ・缶つぶれ・袋やぶけ・包装紙(だけ)破け・・・など、ピカピカの状態でないものは定価での販売が難しくなってしまう現状があります。
私たちがスーパーで買い物をしていても、陳列されているのはキレイな物ばかりです。
私たちはそのキレイな物だけが陳列されていることに慣れすぎてしまって、いつしか潰れていたり破けていたりするものを中身は問題なくても「B品」として見てしまいます。
私はマルヤスに携わるようになってから知りましたが、生産された大量の紙箱や袋、缶の商品にダメージを付けずに全部販売することは不可能です。

マルヤスのダメージ品ワゴンセール
どんなに商品を大事に扱っても、生産、運送、陳列、販売・・・の過程でダメージを受ける商品が一定数出てきます。私たちが買い物をした後、「注意しながら家に持ち帰ったのに玉子が何個か割れていた・・・」なんてことと同じです。
お店でキレイな商品しか陳列されていなかったり、ネット注文をしてもキレイな状態の物が届くのは、販売される方々がダメージのある商品を避けてくれているからです。キレイな物しか並んでいないと当然キレイな物を買いたくなりますが、海外だとビックリするくらい箱が変形しているよう商品も普通に売っていたりします。このダメージ品、値段を下げてワゴンで販売されているお店もあり、それは素晴らしいと思うのですが、値段を下げなくても売れるようになったらワゴンで値下げ販売できる環境がないお店からの食品ロスが減ります。
手前に陳列されている賞味期限の近いものから購入しましょう!という「てまえどり」が食品ロス削減のために推奨されていますが、もし、その手前にある商品がダメージ品だったとしても同じく「てまえどり」できるようになったら、さらに食品ロスが減るはずです。
多くの方が一日一善のつもりで、定価でダメージ品を購入できたら素晴らしいと思います。
そう言う私も、心がけたいと思います。
【フードバンク等への寄付について】
マルヤスでは現在、経済的に困難のある方々に支援をしている4団体に定期的にマルヤスで販売している賞味期限切れの食品の寄付をしています。
その4団体は「賞味期限」と「消費期限」の違いを理解の上、「賞味期限切れの商品でも喜んでもらいます」と言ってくださっている団体様方です。
以前、他のいくつもの団体様に寄付の申し入れをしましたが「賞味期限切れの食品だったらいりません」「寄付はできれば現金でお願いします・・・」と言われた経緯があります。
上記団体様の趣旨は「賞味期限切れの商品を調理や配布してお腹を壊したと言われたら困る」というものです。
「賞味期限は切れてもまだおいしく食べられるものがほとんどなんです」と説明をしても『責任』を気にされていたので、以前はマルヤスが商品を販売して現金化した後、現金の寄付をしていたこともありました。
ですが、マルヤスの立場としては「賞味期限切れでもまだおいしく食べられることを知ってもらい、食品ロスを減らしたい」ということを広めたいので、現在はその後出会いのあった賞味期限切れに理解をくださった団体様に寄付をさせていただいています。
中には支援を受ける方々に賞味期限切れについての啓蒙をしてくださっている団体様もいます。(感激しました!)

このように啓発をしてくださる団体様が!

配布準備商品
賞味期限切れを気にされる方がいる場合を考えて、マルヤスからの寄付は「賞味期限切れであることを提示した上で、欲しい方が持って帰る」スタイルをとってもらっていますが現に「(支援を受けている)ほどんどの方が喜んで持って帰る」と報告をいただいています。
商品のまま寄付をさせて頂いた方が断然たくさんの物量を寄付できるので、マルヤスとしても食品ロス削減の啓蒙にもなり、喜んでもいただけてうれしいかたちでの寄付をさせていただいております。
【結びに】
私はマルヤスというスーパーで、再流通させなければ廃棄される可能性が高い食品を多く扱うことで日々勉強させられています。
おかげさまでマルヤスでは全店舗合計で行き場を失った食品の再流通というかたちで今期約1000トンの食品ロスの削減をすることができました。
これからも、マルヤスにはきっと世の中の想定外の出来事を含め様々な背景で行き場を失った食品が入荷してくると思います。
マルヤスではできる限り行き場を失った食品の再流通に協力していきたいと思っていますが、まずは再流通の前に「リデュース(ロスの発生自体を減らすこと)」が、井出留美さんをはじめ多くの方が提言されているように、私も一番大事だと考えています。
この度、このパル通信の場で井出さんにゆっくりとお話しできる機会をいただいたので、みなさんにも知っていただきたいことを書かせていただきました。
食品ロスの削減は、仮に1つ1つの力は小さくても多くの力が集まれば結果が数字になって出てくるものだと思います。
この度の私の記事で食品ロス削減に少しでも意識を持っていただける方が増えたらうれしく思います。
以上、松井順子(ゆきこ)さんの寄稿をお届けしました。松井さんが食料配布をおこなっている施設に寄付されていて、その場所にも伺ったことがあります。
また、テレビ収録含めて、これまで3店舗に訪問しました。オリンピック・パラリンピックの関連商品が販売されていたのを目の当たりにし、Yahoo!ニュースの記事にも写真つきで書きました。コロナ禍で冠婚葬祭の行事がなくなったので、たとえばお葬式の時に参列者に渡すお酒なども売られており、まさに「世相をあらわす」店頭の様子に驚きました。と同時に、店内に賞味期限の説明や3分の1ルールなど、食品ロスの背景についても書かれていて、啓発にも力を入れていることを知り、うれしくなりました。首都圏に7店舗ありますので、お近くの方は、ぜひ買い物に行ってみてください。
今日の書籍
『柑橘料理の本』(尾田衣子、オーバーラップ)
料理教室「アシェット ド キヌ」を主宰する尾田衣子さんが書かれたレシピ本です。柑橘類を使ってつくる80種類ものレシピを春夏秋冬に分けて紹介しています。
私がこの本の中で活用したのは「リモンチェッロ」です。イタリアにはこれまで5回渡航し、何度か本場のリモンチェッロを買ってきました。でもこの本を見たら「家で作れるじゃないか」と思い、レモンを買ってきて皮を削り、何回も作りました。甘くなるので飲み口は軽いものの、アルコール度数の高いウォッカをこんなにたくさん飲んだと思うと恐ろしくなりますが....
レモンだけでなく、ライムやみかんでつくる「ライムチェッロ」や「みかんチェッロ」のレシピも書いてあります。
今日の映画
『渇水』(2023)
監督:高橋正弥
FAO(国連食糧農業機関)駐日連絡事務所長の日比絵里子さんよりお声がけいただいて、10月2日、FAOのウェビナーを聴講していました。そこで、2023年の世界食料デーのテーマが「水は命の源・食の源」であることを知りました。
確かに、水がなければ人は生きることができません。食べ物をつくるにしても、大量の水を必要とします。たとえば1個のハンバーガーができあがるまで、ハンバーガーの材料である小麦や肉牛が育ちはじめてからハンバーガーになるまでに3,000リットル(一般家庭の浴槽15杯分)もの水が必要とされることは、あまり知られていないでしょう。水資源をめぐって、国どうしの争いが起きていることも、当事者にしか「自分ごと」に感じられないかもしれません。食料生産に膨大な量の水が使われていること、食べ物を捨てればその背後にある水資源までが無駄になってしまうことは、もっと知られるべきだと感じます。
この映画『渇水』では、日照り続きの中、水道代が払えなくて水道局に水が停められてしまう家庭と、水を停める作業=「停水(ていすい)」 を執行する、市の水道局員の葛藤を描いています。
私がセカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)に勤めているとき、ライフライン(電気・ガス・水道)の料金がすべて払えなかったとして、その家庭のライフラインが止められる順番は「電気→ガス→水道」だと聞きました。水道が最後だそうです。
主人公の岩切俊作を演じている俳優さん、最後まで「この人、誰だろう」と思って観ていました....(ジャニーズ所属の方でした)
編集後記
9月のニューヨーク出張から帰国してすぐ、北海道で講演、やはりキツかったです。昨年も、9月のNY帰国後、すぐに東京都千代田区での講演がありました。が、ここまで疲れませんでした。千代田区だから近いのもあるでしょうし、年を経て免疫力が落ちたのかもしれません(帯状疱疹にもなるし...踏んだり蹴ったり)。
10月22日(日)午後、母校の奈良女子大学の佐保会館で、出演した映画『もったいないキッチン』の上映会が開催される予定です。私の著書コーナーを設置してくださっている、啓林堂書店奈良店さんも、当日、本の販売に来てくださるそうです。
10月の1ヶ月間は、世界食料デー月間で、食品ロス削減月間なので、この映画の自主上映料金が30%引きとなります。これまで44都道府県で自主上映を終え、まだなのが、秋田県・高知県・長崎県だけだそうです。もし、ゆかりのある方いらっしゃったらぜひ!
朝日新聞SDGsACTION!に、10月の食料月間のことに少し触れて、ごみを資源として活用してほしいことを訴えた記事「分ければ資源 混ぜればごみ・・・」を書きました。
消費者庁は、10月の食品ロス削減月間に際して、食品ロス削減の投稿をすることを薦めています。

皆さんは、食品ロスを減らす取組をされていますか?
どんな些細な事でも良いので、
下の2つのハッシュタグを使って、ツイートで教えてください🤳
#食品ロス削減月間
#ぜんぶたべたよ!
caa.go.jp/policies/futur…
それでは、ささやかでも楽しいことを見つけながら今日一日をお過ごしください!
2023年10月4日
井出留美
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